自分の生活が、一遍の映画だったらどうだろう?よくそんなことを考えます。自分の生活なので、主人公はもちろん自分です。通勤のシーンにはどの音楽が一番合うだろうか。春はこの公園の桜並木を散歩するシーンが欲しい。何か大変な問題でも浮上すれば、今、映画はヤマ場に差し掛かっている、と思います。たまに、意地悪なことを考えたり、失言してしまった時には、あーあ、こんなこと言う人は、本当の映画だったら脇役にしかいないな。自分の映画なのに脇役になっちゃったよ、などと思ったりしてしまいます。
実際の映画を考えてみると、出演するのは、全く「普通」ではない、美しく魅力的な俳優の方々なのに、彼らが演じている役割は、多くの場合、私たち「普通の人々」だったりします。それも、なんだかおかしな気がしますが、結局、普通の人の普通の生活にこそ、大いなるドラマがあるということなのでしょうか。
先日、ツイッターで流れてきた、この写真。NPRのAll Things Considered というニュース番組のディレクターの方だということで、マスコミのお仕事とはいえ裏方の「普通の人」なのですが、この方の様子を見ると、まさに映画のワンシーンを観ているようです。
実際の映画を考えてみると、出演するのは、全く「普通」ではない、美しく魅力的な俳優の方々なのに、彼らが演じている役割は、多くの場合、私たち「普通の人々」だったりします。それも、なんだかおかしな気がしますが、結局、普通の人の普通の生活にこそ、大いなるドラマがあるということなのでしょうか。
先日、ツイッターで流れてきた、この写真。NPRのAll Things Considered というニュース番組のディレクターの方だということで、マスコミのお仕事とはいえ裏方の「普通の人」なのですが、この方の様子を見ると、まさに映画のワンシーンを観ているようです。
"I select roughly 30 music pieces every day that we call collectively bumper music. Every day I try to match the mood of the stories, making the music a seamless part of the program. It is a tricky business, because I don’t want to make you overly sad, even when our reports are a bit gloomy. Most of the time, I try to make you smile, play a little joke or make you groove."
「bumper music(番組の間に流すテーマ曲)とまとめて呼ぶ音楽を、毎日、ざっと30曲ほど選びます。音楽が番組の中の話題をうまくつないで、しかも、取り上げる話題の雰囲気に合うように、毎日、気を配ります。一筋縄でいかない仕事です。ちょっと気が滅入るようなレポートだったとしても、あまりに悲しくならないようにしたいから。ほとんどの場合、聴いている方ににっこりしてもらいたい。ちょっと冗談を言うような感じで、楽しい気持ちになっていただきたいと思いながら選んでいます。」
このディレクターの方のように、誠実で真摯な姿勢で、仕事だけでなく、人生全般のことに、思う存分向き合いたい。引きのアングルで捉えて美しい映像になるように、背筋を伸ばして、自分の映画の主役をはりたい。そう思います。
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