"When I decided to work on my first solo album in 2002, Pharrell was the first musician I spoke to. I was 21 and ready to say something to the world. But I needed someone to help me translate exactly what that something was. I knew from our first conversation that he was that person."
(2002年に初めてソロアルバムに取り掛かることを決めたとき、僕が最初に相談をもちかけたのがファレルだった。僕は21歳で、世界に「何か」を問う覚悟はもうできていた。でも、その「何か」とはいったい何なのかを正確に翻訳するために、誰かに手伝ってもらう必要があった。そして、その誰かとはこの人のことだ、と最初の相談の時からすぐに僕にはわかった。)
"I will never forget how free and fun those sessions were. There were no rules, loads of laughs and music being created that made you feel like you could levitate. The collaboration I have with him is like no other. He made me fearless, and I’ve carried that with me the rest of my life."
(あの時のセッションがどんなに自由だったか、そして、どんなに楽しかったか、けして忘れることはないだろう。面倒な決まりなんてなくて、笑いにあふれていて、音楽がどんどん生まれて軽々と宙を舞っているような感じがした。ファレルと一緒にやるのは、他の誰とやるのとも違う。ファレルと一緒だとこわいものなんかなくなった。そして、それは、今でも僕の財産となっている。)
"That’s what Pharrell does. He injects that vibrant energy into the music in a way that you can feel. Whether it’s the chord changes that remind you of another time or the melody that instantly grabs you, you are transported to another place. You smile, you dance, you clap along. His music actually does make you happy."
(ファレルがするのはつまりそういうことだ。いきいきとしたエネルギーを音楽に注ぎ込む。しかも、みんなが感じとることのできるやり方を使って。それは、昔を思い出すようなコード展開かもしれないし、すぐに心をつかむようなメロディかもしれない。いずれにしても、みんな、別のどこかにもっていかれてしまうのだ。思わず笑顔になって、体が動いて、手をたたき出してしまう。ファレルの音楽は、その通り、みんなをハッピーにしてしまうのだ。)
才能あるアーティスト同士、こうして一緒に関わり合いながら、そこからお互いに何かを見出し、何かを得てそれをさらなる力に変えてますます大きくなっていくのに違いない、そう思えた文章でした。
引用 The quoted passages are from